昨年7月に設立された「くまもと市文化協会」設立記念講演会が、2月4日、熊本城ホールシビックホールで開催されました。講師は、西島喜義同会会長(シルバー人材センター理事長兼務)の濟々黌時代の同級生・姜尚中県立劇場館長。‶地域の文化は地域の活力の源。その文化を継承する子供の存在は大きい″など60分間、熱弁を振るわれました。
同講演会の最大(?)のニュースは、姜さんが、"終の棲家″を熊本に決め、この4月から熊本市民として北区に永住する事を明かしたこと。講演終了後、早速、挨拶に行き、"北区地域づくり集談会"のテキスト兼報告書を手渡しました。今年の第2回集談会では、‶北区住民″としてのビデオメッセージをお願いしたいと思っています(笑い)。
なお、姜尚中さんが、講演の中で少子化の話題に触れ、「上場企業やベンチャー企業で女性のトップが誕生したニュースに注目が集まるが、非正規や中小企業勤務の未婚の女性に視点を持つ事」の重要性を指摘、出会いの場の創出は課題の一つといい、「少子化に歯止めをかける、遅らせることができるのは文化の力」、「地域文化の継承・発展には担い手となる次世代の子供たちが必要。そのためにも団体・企業・行政が一体となって文化運動を活性化する拠点づくりが必要」などと語った。